トレカ好きの人なら、「PSA鑑定」と言う言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか？オンラインオリパでも「PSA10確定」などと言われているガチャも存在します。
今回は「PSA鑑定」について解説しますので参考にしてください。また、PSA鑑定の値段や出し方、デメリットやリスクについても説明しています。
PSA鑑定とは？鑑定の基本と値段の仕組み
それでは「PSA鑑定」とは一体どのようなものなのでしょうか？基本事項や値段の仕組みについて解説していきます。
PSA鑑定の基本概要
PSAとは、世界最大のグレーディングサービスです。グレーディングサービスとは、カードの真贋を判定するサービスで、カードの状態を第三者が評価するサービスになります。
PSA鑑定では、「10段階」の評価グレードがあるようです。
| グレード | 鑑定内容 |
| PSA10 | 4つの角が尖っている印刷が鮮明・光沢がある |
| PSA9 | 裏面にごくわずかな汚れやシミがある印刷・枠にわずかな欠陥がある |
| PSA8 | 裏面にごくわずかな汚れやシミがある2つ以下の角にごくわずかな擦れや切れがある |
| PSA7 | 表面に精査でわかる程度のわずかな摩耗がある複数の角にわずかな擦り切れがある |
| PSA6 | 視認できる表面に摩耗または印刷上の欠陥があるしかし、全体的なカードの見栄えは損なわれていない |
| PSA5 | 表面に摩耗または印刷上の欠陥が視認できる角にごくわずかな丸みがある |
| PSA4 | 表面に摩耗または細かい傷が多少ある角がわずかに丸くなっている箇所もある |
| PSA3 | 表面に摩耗または細かい傷がある角にひどくはないが若干の丸みがある |
| PSA2 | 表面の摩耗や汚れがあるシミが明白で角が明らかに丸い |
| PSA1 | 角が極度に摩耗し全体の見栄えが悪いまた、深刻な欠陥がある |
PSA鑑定することで、カードの価値が証明でき最高グレードの評価を得られると、未鑑定品よりも高値がつきます。簡単にいいますと、カードの価値が証明され、未鑑定品よりもカードの信頼性・価値が保障される仕組みです。
PSA鑑定の値段
PSA鑑定には費用が必要です。鑑定にかかる費用は1枚ごとに必要なので、それなりの出費を覚悟しないといけません。また、鑑定依頼したカードの価格によっても鑑定費用が異なります。
鑑定費用は2,640〜1,100,000円と幅広く、最も安いカードでも鑑定費用に2,640円必要です。この価格は1枚当たりの鑑定費用なので、複数枚鑑定にだす場合はそれなりの費用になります。
PSA鑑定10の取り方
PSA鑑定で1番高い評価「PSA10」を取るためには、普段からカードの取り扱いには十分注意する必要があります。
PSA10の判断基準として「4つの角が尖っている」「印刷が鮮明・光沢がある」これらの項目をクリアしないといけません。
これらの条件をクリアするには、ほぼ新品の状態を維持する必要があります。
PSA鑑定の出し方と申告価格の重要性
PSA鑑定の出し方
- 申告書の作成
- カードの準備
- 梱包・発送
- 到着メールの確認・鑑定料金の支払い
- 鑑定されたカードが郵送される
これらの手順で鑑定ができます。PSA鑑定を申し込む際には、「PSAオンライン申し込みセンター」にアクセスし、会員登録（無料）が必要です。
注意事項として、梱包時には鑑定に出すカードは両面が透明なスリーブに入れておく必要があります。その後カードセーバーに入れます。
カードセーバーは自分で購入しないといけませんので、鑑定に出す際には事前に購入しておきましょう。
申告価格とは？申請時の注意点
申告価格とは、PSA鑑定に出す際に鑑定に出すカードの相場の値段（価値）です。申告価格により鑑定料金が変わります。
申告価格を相場よりも低く記載し鑑定に出すことも可能ですが、鑑定後に追加の鑑定料金を支払う必要がありますので、申告価格はよくしらべ正確な金額を記載しましょう。
一枚だけでも鑑定可能？効率的な出し方を紹介
PSA鑑定は1枚でも鑑定可能です。PSA鑑定では「バルク50」と言う、お得に鑑定を受けられるサービスもあるようです。
しかし、「バルク50」では、申告価格が30,000円までのカードしか対応していないので、その点は注意してください。
50枚提出すると1枚約1,870円で鑑定でき、10枚だと1枚1,980円の特別料金で鑑定してくれます。
このサービスは期間限定のサービスなので、予告なく終了する場合もありますので注意してください。
PSA鑑定のデメリット
PSA鑑定には費用がかかる
PSA鑑定には鑑定費用が必要です。鑑定費用は、申告価格により異なります。最低でも2,640円は必要なので、複数のカードを鑑定に出す場合は、高額になる可能性もあるのです。
PSA鑑定を受けることで、カードの信頼性や価値が保障されます。しかし、数十枚のカードを鑑定に出したり、高額なカードを鑑定に出したりする場合は、想定より費用がかかる可能性もあるので注意が必要です。
鑑定には時間がかかる
鑑定が終わるまで鑑定待ち期間が必要です。最短で45日、最長で数か月かかるケースもあります。また、多くの人が鑑定に出しいてる場合は、さらに遅くなるケースもありますので、その点は注意が必要です。
査定結果が専門家に左右される
PSA鑑定は、専門家によって行われます。そのため、同じ状態のカードでも担当する専門家により、鑑定結果に違いが生じるでしょう。
評価基準は決まっていますが、判定するのは人が判定します。そのため、主観的な要素により違いが出てしまう可能性があるのです。
PSA鑑定のメリット
カードの価値が明確になる
PSA鑑定の最大のメリットは、カードの価値が明確になることです。鑑定には費用が必要なので悩んでしまいますが、鑑定に出すことでカードの価値・信頼性が明確になるのは大きなメリットです。
カードに付加価値がつく
PSA鑑定により評価がつくことで、カードの付加価値がつきます。新品のカードでも鑑定に出していないと、「もしかしたら偽物では？」などの疑惑が持たれる可能性もあります。
PSA鑑定に出し評価が付くことで、カードの信頼性が担保されカード自体に付加価値が付くのです。その結果、査定を受けていないカードより価値が付き、価値も高くなります。
カードの状態の証明になる
PSA鑑定では、カードの状態を専門家が厳しくチェックしています。そのため、評価が決まることで「カードの状態が証明」されるのです。
しかし、人が判断しているので判断に個人差が発生しますが、専門機関の認定を受けることは大きなメリットになります。
まとめ
PSA鑑定を受けるには、それなりの費用が必要です。一般の方がPSA鑑定を受けるには、少々ハードルが高い気もします。しかし、PSA鑑定を受けることで、カードの信頼・評価が明確になります。
その結果、カードに新たな付加価値が付くので、同じカードでも査定を受けていないカードより価値が高くなり有利です。
特にカードショップや、オンラインオリパでトレカを購入する際には、PSA鑑定されているカードは「信頼できるカード」なので安心して購入できます。
また、所有するカードを買取してもらう際も、PSA鑑定していると高値で取引できるでしょう。トレカは大切な宝物です。PSA鑑定に出すことでより価値を証明できるでしょう。
