PSA鑑定という言葉は広く知られていますが、BGS鑑定については比較的知られていない可能性があります。そこで今回は、BGS鑑定について解説していきます。また、費用やPSAとの違いについても説明しますので、参考にしてください。
BGS鑑定とは?PSA鑑定との違いと選び方
BGS鑑定とは一体どのような鑑定なのでしょうか。また、PSA鑑定と何が違うのでしょうか。以下では、その違いを詳細に解説していきます。
BGS鑑定とPSA鑑定の違い
BGS鑑定とPSA鑑定の1番の違いは価格だと言えます。PSA鑑定では、プレミアムカードの鑑定費用が高くなるので、BGS鑑定の方が価格を抑えられるのです。
価格が低いカードに関しては、PSA鑑定の方が安くなります。PSA鑑定では、カードの価値により鑑定料金が異なりますが、BGS鑑定ではカードの価値で鑑定料金が変わりません。BGS鑑定のグレードは、鑑定にかかる期間の違いで料金が異なります。
その結果、価値が高いプレミアムカードの場合は、BGS鑑定の方が安価になります。
BGS鑑定の特徴とグレードの仕組み
PSA鑑定では、カードの価値で鑑定料金が決まりますが、BGS鑑定ではカードの価値は関係しません。鑑定する際に選ぶグレードにより異なります。
そのため、カードの価値により値段が変わらないので、高価なカードを鑑定する際には、BGS鑑定の方がお得です。BGS鑑定は、グレードにより鑑定に必要な日数が違ってきます。 PSAとBGSの評価基準の違いとは何でしょうか。
どちらの鑑定でも評価基準に違いはありません。しかし、BGS鑑定の方が評価基準の詳細が細かいのです。そのため、同じ評価10のカードがあった場合は、PSA10よりもBGS10評価カードは価値が高くなります。
BGS鑑定の費用と出し方ガイド
BGS鑑定の費用の詳細とグレード別の価格
鑑定の際の費用ですが、PSA鑑定と同じように1枚ずつ費用がかかります。BGS鑑定の料金は、グレードにより異なります。最も安い値段で9,130円です。
BGSの鑑定プランは、Standard、Espress、Premiumの3種類になります。1番高いPremiumの値段は37,180円になります。
BGS鑑定の流れ
- アカウント作成
- プランの選択
- 鑑定するカード情報の入力
- 返送先住所の入力
- 最終内容確認
- 梱包・発送
- 受け取り確認メール
- 鑑定されたカードが郵送
BGSは海外のサイトです。手続きの際には、英語での対応になりますので少し難易度が高いかもしれません。翻訳機能などを使い、間違いのないよう注意が必要です。梱包する際には輸送中に傷などが入らないよう、カードセーバーに入れておくことをおすすめします。
鑑定代行店舗を利用する場合の注意点
BGS鑑定は英語での手続きが必要なので、手続きに不安がある方は鑑定代行などを利用するのもいいでしょう。代行サービスでは、手続きに期限を設けているケースもあるのでよく確認しておきましょう。
BGSブラックラベルの取得方法
BGSブラックラベルの取り方
BGSブラックラベルの評価を取るのはかなり難しいのです。しかし、カードを厳選して選べば、ブラックラベルを取れる可能性はあります。ブラックラベルの条件は以下の表の内容です。
評価項目 | 内容 |
センタリング | 表面のセンタリングが50/50裏面は55/45 |
角の状態 | 肉眼で完璧かつ、厳密な検査でも無欠である |
エッジの状態 | 肉眼で完璧かつ、厳密な検査でも無欠である |
表面の状態 | 印刷の斑点が無く色が完璧、フォーカスに欠陥がない傷やメタリックプリントラインがない |
ブラックラベルの難易度
ブラックラベルの評価を取るには、かなり厳しい査定をクリアしないといけません。BGS10評価の中でも、傷がない綺麗なカードだけがブラックラベルを取れます。そのため、ブラックラベルを取得するには、カードを厳選して選ぶ必要があるでしょう。
BGS鑑定の注意点
BGS鑑定は、非常に信頼できる鑑定です。鑑定結果によってカードの評価が明確になり、カードの価値や信頼度が証明されます。その一方で注意すべき点もあるのです。
鑑定には時間がかかる
BGS鑑定もPSA鑑定も、鑑定結果が出るまでには時間がかかります。その理由として、厳格な審査を受ける点が影響しているのではないでしょうか。また、多くの人が鑑定を依頼するので、対応に時間がかかるのも原因かもしれません。
BGS鑑定は海外で行われており、輸送にも時間が必要です。そのため、鑑定結果が出ても手元に戻ってくるまで時間がかかるのではないでしょうか。
鑑定に出したカードに傷がついてしまう
鑑定に出したカードに、傷がついてしまう事例もごく稀に見かけます。PSA鑑定であれば、鑑定の際に入った傷は保険により補償されます。しかし、BGS鑑定の場合は、補償されないので注意が必要です。
その理由として、鑑定に出す際に合意した利用規約が関係します。BGS鑑定の場合は、鑑定の際に傷が入るリスクも合意の上で鑑定に出すからです。
人手により鑑定するので、何らかの理由で傷が入るのは仕方ないかもしれません。その点をよく理解した上でBGS鑑定は利用する必要があります。
BGS鑑定の市場価値と日本での活用方法
BGS鑑定カードの市場での価値は?
BGS鑑定は非常に信頼でき、ブラックラベルのカードは最高峰の価値を持つカードと言っても過言ではありません。日本でもブラックラベルのトレカの取引が確認できてます。取引されている金額を見ると、驚くほどの高価格で取引されているカードもあるので紹介します。
BGS鑑定が10のカードが高額であることに驚く声
500万のカードを安いとする声
PSA鑑定とBGS鑑定、どちらが良いのか?
BGS鑑定品はPSA鑑定品とくらべ、国内ではあまり流通していないようです。しかし、BGS鑑定10ブラックラベルのトレカも見かけますので、今後は流通量が増えてくると思います。
どちらも世界的に知名度の高く、信頼できる鑑定機関です。BGS鑑定品のほうが、PSA鑑定品の同じランクより高品質なので、今後多くの人が利用するでしょう。
まとめ
BGS鑑定は、PSA鑑定に負けない世界的にも知名度の高い鑑定機関です。日本国内においてPSA鑑定品の方が多く出回っていますが、今後BGS鑑定品も多く出回ってくるでしょう。
BGS鑑定は非常に細かい評価基準ですが、鑑定料金がPSA鑑定より抑えられるケースもあります。それぞれの良い点を上手く利用することで、所有しているカードの鑑定費用を抑えることも可能です。
BGS鑑定ではPSA鑑定と違い、鑑定費用がカードの価値により左右されません。そのため、高価なカードを鑑定する際は、BGS鑑定を利用した方が鑑定費用を抑えられます。
低価格なカードを鑑定する際は、BGS鑑定の方が鑑定費用が高くなりますので注意してください。BGS10ブラックラベルは、世界的にも優れたカードの証明と言えます。ブラックラベル認定を取るには、細かなチェック項目をクリアする必要があり難関です。
しかし、それ以上の付加価値を得られますので、挑戦する価値はあるでしょう。個人として認定を受けるケースは少ないと思いますが、認定を受けているカードを購入する機会は多いと思います。BGS認定を取っているカードは、信頼できるカードですので安心して購入できるでしょう。